【環境トピックス】遺伝子組み換え作物の栽培 スイス国民投票で禁止 (読売、日経新聞 11/28)
スイスで国民投票が行われ、遺伝子組み換え作物の国内栽培を向こう5年間は全面禁止することが賛成多数で決まった。
遺伝子操作が生態系や人体に与える影響の不透明さに、国民が抱いている強い不安を反映する結果となった。農業団体などは「健康な食品と自然を尊重するスイス農業のためになる」と評価している。
スイスでは、これまでのところ遺伝子組み換え作物は栽培されていない。しかし、国内には世界的なバイオテクノロジー企業が多数あり、法的規制を求める消費者団体や環境保護団体が約12万人の署名を集め、国民投票に持ち込んだ。