環境トピックス

【環境トピックス】原発増やさずCO2を7割減可能  (京都新聞 11/9)

エネルギー利用を効率化し、風力発電、ミニ水力発電やバイオマス燃料といった新エネルギーを大幅に増やせば、原発を新増設しなくても2050年までに日本の二酸化炭素(CO2)の年間排出量を70%削減できるとの推計結果を、国立環境研究所などがまとめた。

政府内には地球温暖化防止に原発増設が必要との見方が根強いが、今回の推計では原発の新増設を伴わないCO2削減策を示した。
英国やドイツは既に50年までにCO2排出量を60%近く減らす目標を立てており、今回の成果は日本が同様の目標を検討する際の手がかりとなりそうだ。
実現には脱原発や自然エネルギー促進を強力に進める政策判断が必要だが専門家は「将来のために挑戦する価値がある」と話している。