環境トピックス

【環境トピックス】NO2濃度、基準内でもぜんそく発症 (毎日新聞 2/1)

ディーゼル車などから出る二酸化窒素(NO2)や浮遊粒子状物質の大気中の濃度が、国の定める環境基準を満たしていても、ぜんそくの発症の原因になることが大阪の市民団体の研究で分かった。

国が定める二酸化窒素の基準値は40~60ppb(ppbは10億分の1)の範囲で、今回の研究では二酸化窒素の濃度が40ppbを超えるとぜんそく発症率が急激に高くなることが判明。
また今回の研究で、大阪市や東京都区部、横浜市などの都市部で、発症率が5%を超えていることも分かった。
専門家は「現在の基準値ではぜんそくの発症を抑えられない。環境基準を厳しくし、被害者救済にも早急に乗り出すべきだ」と話している。