環境トピックス

【環境トピックス】ロシアの森が次のターゲット (朝日新聞 4/14)

ロシアの森が、中国からの木材需要に沸いている。
開発による消費が増えているのに加え、相次いだ大洪水を森林破壊が原因とみた中国政府が伐採を制限したためだ。

実際に中国に流入する原木の量や経路は不明な面が多く、不法伐採や密輸の指摘が耐えない。
地元紙にも「航空写真による調査で、盗伐は合法伐採の8倍と判明」「木材関連犯罪は1000件余」といった記事が連日のように載る。
専門家は「政府も業者も目先の利益に飛びつくだけで、だれも実態を把握していない。
生態系の保全を無視した開発を続ければ手遅れになる」と警告している。
またロシア材の中国流入は、日本の割り箸の使用にも直結している。
これまで日本では、割り箸の消費量のほとんどを中国からの輸入に頼ってきた。
中国の森林伐採制限により、割り箸の価格高騰は避けらない情勢だったが、「これまで通りの値段で売ります」という業者が現れた。
割箸輸入協会が調べると、中国の一部業者が安いロシア材を使い、相場の半値で日本に出荷していることが分かった。

森林伐採によって失われた生態系はもとには戻りません。私たちができることから始めれば、これからきっと助かる自然があります。本来、日本人は物を大切にする心を持っていました。
使い捨ての割り箸からマイ箸に持ち替え、ロハスな生活を始めましょう。      (事務局 )