【環境トピックス】穀物の高騰のしわ寄せは途上国へ (国連FAOほか)
世界の穀物価格が高騰している。2007年には穀物価格は40%上昇(国連FAO)し、
2月以降も史上最高値を更新し続けている。この高騰の根本の原因は、
・小 麦 : オーストラリアの干ばつ
・とうもろこし : バイオエタノールの需要の急増
・大 豆 : アメリカなどでトウモロコシへ作付けを変えた
日本国内でも、小麦の政府売り渡し価格が4月から3割値上げ、
今秋にも再々値上げが検討されており、それに伴って関連商品の
値上げが続いている。
途上国はさらに深刻で、穀物の高騰で日々の食糧が入手できない人も増加。
EUはスーダンやアフガニスタンなど17カ国へ食糧援助を決定した。