【環境トピックス】2010年度政府予算で執行停止76事業が復活 (12/26産経、1/19共同、2/6朝日など)
2010年度政府予算で執行停止76事業が復活 (12/26産経、1/19共同、2/6朝日など)
政府が2009年度第1次補正予算の見直しで執行停止となっていた356事業のうち、少なくとも76事業が2010年度予算案に計上されていることがわかった。
・凍結候補の国道6割に予算。地方要望に応じる
2010年度予算案の概算要求時に「建設凍結」候補となっていた主な国道約130路線のうち、少なくとも6割の78路線が「凍結解除」となることが朝日新聞の調べで分かった。この凍結解除により10年度の予算額は計約100億円だが、完成までには総事業費は約3兆円と試算されている。
・スーパーコンピュータの予算も復活
政府は、仕分けによって予算カットになったスパコン(227億円)もノーベル賞受賞学者の抗議によって復活。ソフトも含めると1000億円近くの巨費が投じられるスパコンの消費電力は、淡路島の消費電力(5万世帯)を超える7万世帯分で、毎年の維持費が100億円かかる。
ノーベル賞受賞学者の抗議は「正しい」と思われがちですが、本当はどうでしょう。(高木善之)