環境トピックス

【環境トピックス】確実に進行する地球温暖化(NOAAほか)

アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、2010年1月~6月の世界の平均気温は過去100年間で0.7℃上昇し、9カ国で気温の最高記録を更新した。さらに、過去20年で海面は5.6センチ上昇、最近30年で北極海氷の総面積は10%減少しており、地球温暖化が進んでいることは明らかであると発表している。
世界各地では豪雨や干ばつなど異常気象が相次ぎ、ロシアでは7月の平均気温が平年より10℃も高く、過去130年で最も高い気温。中国南部では6月の豪雨により最大規模の洪水が起きて1億人以上が被災、南米各地では寒波により200人以上の死者が出ている。
一方、IPCC第4次報告書に捏造疑惑の浮上、記述ミスの発見もあったが、調査に当たった英国の大学やオランダ政府は、「研究者の公正さを疑う余地はなく、IPCCの結論を否定する証拠は見つからなかった」として、「地球温暖化は人間活動が原因で、深刻な影響をもたらす」と相次いで公表している。