【環境トピックス】ロシア穀物輸出禁止へ(FAOなど)
世界第3位の小麦輸出国で、記録的な猛暑により穀物被害が深刻化しているロシアは、小麦など穀物の輸出を8月15日から12月末まで禁止することを決定した。さらに、この期限を2011年後半まで延長することも検討が始まっている。輸出禁止の対象は、小麦や大麦、トウモロコシ、小麦粉などの製品にも及ぶ。ロシア全土では、作付面積の2割近い1,000万ヘクタールが壊滅し、農業省は今年の小麦の収穫は7,000万~7,500万トンまで減ると予測。国内需要は年間7,500万トンとされており、備蓄分を含めても輸出分を確保するのは厳しい状況となっている。
最近、世界各地では異常気象が多発し、日本でも2010年6月~8月の平均気温は統計を開始して以来、最も高い気温となりました。今後もこういった状況が続けば、世界的な食糧危機につながります。(『地球村』事務局) |