環境トピックス

【環境トピックス】アメリカ 原発新規計画を凍結(10月11日朝日新聞ほか)

アメリカの大手電力会社コンステレーション・エナジーは、約30年ぶりとなる原発新設計画を凍結すると発表した。電力会社は、2007年に原発の建設許可を申請したが、天然ガスの安値や原発建設費の高騰などにより、連邦政府による現在の支援策では採算が取れないと判断して計画を凍結した。アメリカでは1979年のスリーマイル島原発事故以来、原発は新設されていないが、海外の石油依存からの脱却を掲げるブッシュ前政権が原発建設を推進し、オバマ政権も債務保証額を3倍にして、より原発を推進する政策を打ち出している。

アメリカでは現在、30基以上の原発の新設計画があります。今回は原発1基が凍結になりましたが、コストや住民の反対運動などによりさらなる凍結が出てくるかもしれません。(『地球村』事務局)