【環境トピックス】2010年 過去最高の世界の平均気温(NOAA)
アメリカ海洋大気局(NOAA)によると、2010年の世界の平均気温は20世紀の平均に比べて0.62℃高く、1880年の統計開始以来、2005年と並んで過去最高となった。陸地に限ると0.96℃高くなり、2005年と並んで過去2番目で、海水面温度は0.49℃高くなって過去3番目だった。地域的に見ると、カナダやアラスカ、北大西洋、中東地域、東ヨーロッパ、北アフリカで平均よりも高い気温になった。高温となる年は、1990年代以降に頻出しており、NOAAは「大気中に含まれる温室効果ガスの濃度の上昇と、その影響が続いている証拠だ」と報告している。