11カ国16人の原子力の専門家が声明「二度と事故を繰り返さないための提案」
福島第一原発の事故を受けて、国際的に原子力安全や規制において知られている専門家16人が、声明文を国際原子力機関(IAEA)に提出しました。
声明を行ったのは、長年に渡って原発の研究開発や安全規制に携わってきた、ロシアやスウェーデンなど11カ国の専門家です。
声明では、事故後の検証から、比較的コストのかからない改善を実施していれば、今回の原発事故は完全に回避できた可能性があり、確率の低い事象が重なることに対する考慮が十分されていなかったと指摘されています。今回の原発事故は想定外の事故ではなく、設計ミスや判断ミスが重なった人災と言えます。