巻頭言

【巻頭言】さよなら 菅内閣

鳩山前総理に次いで、菅総理も1年で交代・・・
国のトップが毎年交代するという情けない状態が続いています。

●反対勢力
菅総理の「浜岡原発の即時停止」など唐突な発言が多かった原因は、「政・財・官のトライアングル(利権構造)」の強力な反対勢力の中では、事前の根回しが不可能だったのです。 (菅さんは、そんな中でよくやった面もあります)
小泉さんは自民党政権としてトライアングルをうまく利用できたのです。民主党政権は、いまだに野党なのです。それを理解していないと、自民党が復権し、民主化が後退することになります。

●今回の原発事故も
政(=政府)・官(=保安院)・財(=東電)トライアングルによる多くの隠ぺいと情報操作(うそ)がありました。国内の専門家やIAEA(国際原子力機関)からの指摘によって、しぶしぶ事実を発表するというみっともない連続・・・

●次の総理に伝えたい
もっと国民に向き合い、一貫して社会変革を訴えることを。
「原発事故から国民を守る」と宣言し、下記のような具体策を示すことを。
そうすれば、国民の信頼も、国際的な信用も大きく回復するだろう。

1.段階的に原発を停止し、10年後に「脱原発」を完了する

2.そのために、国を挙げて節電に取り組み、自然エネルギーを推進する

3.電力会社による地域独占を廃止、電力を自由化(送電発電分離)する

4.市民発電を奨励、電力会社には電力買取を義務付ける

5.日本の特異な現状(東西でヘルツが異なる)を10年以内に解消する