脱原発への道

福島第一原発周辺 年間730ミリシーベルト

文部科学省は、警戒区域と計画的避難区域を対象に、合計約2700地点で放射線量を測定したところ、年間の積算放射線量は最大で大熊町夫沢の730ミリシーベルト(一般人の年間許容量の700年分に相当)になることが明らかになりました。

測定調査は7月4日から8月20日にかけて、警戒区域に指定された9市町村の1572地点と、計画的避難区域に指定された5市町村の1124地点で行い、その実測値から年間の積算放射線量を推計しました。

大熊町では以前行った調査でも、全12地点で年間の積算放射線量が20ミリシーベルトを超え、うち7地点は100ミリシーベルト以上であり、原発周辺地域の復興に向けた除染作業の困難さが浮き彫りになっています。(読売新聞毎日新聞