脱原発への道

福島県 全公共工事で汚染調査

福島県は県内の全59市町村に対して、放射性物質に汚染された石が公共工事に使われていないか確認するよう要請しました。

 

1月15日、計画的避難区域にある福島県浪江町の砕石場でとれた石が、二本松市の新築マンションのコンクリートに使われ、室内で高い放射線量が測定されました。これまでの国の調査で、福島県内の1000か所の工事でこの石が使われていたことが分かっています。

 

調査対象は、原発事故の後から昨年6月末までに施工された学校や公営住宅を含むすべての公共工事で、福島県は引き続き流通ルートの調査を進めています。(朝日新聞河北新報

 

福島県は昨年5月、公共工事に使う石などの建築資材に対して、放射性物質量の基準を設けるよう政府に要望しています。それから8カ月過ぎた現在でも安全基準は設定されていません。(『地球村』事務局)