IAEA ストレステストを検証
国際原子力機関(IAEA)の調査団は、日本のストレステストの審査手法を評価するため、福島第一原発事故を受けて実施された大飯原発3、4号機の安全対策を確認し、審査手法を妥当と判断しました。
ストレステストは、原発が設計上の想定を超える地震や津波に襲われた場合、原子炉建屋などが損傷し、炉心損傷などの深刻な事故に至るまでにどのくらい余裕があるのかを調べる検査のことです。
今回、IAEAは審査手法を妥当と判断しましたが、IAEAは「原子力安全・保安院が用いるストレステストの方法論が、IAEAの安全基準に合致するかを検証したのであって、個別の原発の評価結果を審査したわけではない」と指摘しています。(毎日新聞)
ストレステストには合否の判定基準は備わっていないため、審査手法が妥当と判断されても、大飯原発3、4号機の再稼働が認められたわけではありません。(『地球村』事務局) |