脱原発への道

リトアニア新原発反対、シンガポール導入見送り

海外での原発建設計画に次々「待った」がかかっています。

【リトアニア】国民投票で新原発反対6割

リトアニアでは日立が受注内定した新原発計画に対して、国民投票が行われ、反対票が約6割にのぼりました。

リトアニアはロシアからのエネルギー依存が高く、ロシアからのエネルギーの独立を掲げ原発計画を立てていました。
今回の結果は、福島の事故で原発への警戒心が高まったことを示しています。
国民投票の結果に法的強制力はありませんが、同時にあった総選挙の結果、原発に慎重な野党連合が政権交代を果たす見通しがあります。

2012年10月15日東京新聞、16日朝日新聞

【シンガポール】原発導入見送り

シンガポールは電力のほとんどを火力発電でまかない、燃料を輸入に頼る現状からの脱却を目指して原発導入を検討していましたが、「原子力発電の技術は、国内での利用にいまだ適していない」として当面は見送る方針を決めました。

しかし、将来の建設自体は否定していません。

2012年10月17日朝日新聞