【環境トピックス】自民党 民意薄い圧勝
戦後最低の投票率となった16日の衆院選は、自民党が定数の6割を超える圧勝で終わりました。
しかし、高い獲得議席数に対して得票率は非常に低く、今回は必ずしも民意が反映されない結果に終わりました。
2012年12月18日東京新聞など
今回の投票率は小選挙区で59.32%。戦後最低となりました。
第一党となった自民党の全有権者に占める比率は24.67%、比例代表では15.99%といずれも非常に低い結果に終わりました。にもかかわらず、自民党の獲得議席は全体の79%を占め、比例代表は31.67%を獲得。
実に有権者全体に占める得票率の三倍以上を獲得し、世論との乖離が非常に目立つ結果となりました。
また、自民党の比例代表の獲得議席は惨敗に終わった2009年の55議席からわずかに2席増えただけにとどまっており、党の民意を反映する比例代表でも自民党が積極的な支持を得ていないことを物語っています。
このようなずれは、各選挙区で1人しか当選できない小選挙区制のなかで、12党が乱立したことによる票の食い合いがおこったことが原因です。