【環境トピックス】2012年の自然災害の被害総額は14兆円
ドイツのミュンヘン再保険(Munich Re)は、2012年に世界で起きた自然災害の被害総額は約14兆円(1600億ドル)に上ると発表した。
最大の被害は10月にアメリカ東海岸に上陸した巨大ハリケーン『サンディ』による約2兆円(250億ドル)。
また、アメリカ中西部の干ばつでトウモロコシや大豆などの農作物の被害は1.5兆円にのぼり、特にアメリカでの被害額が多くなっている。
一方、12月にフィリピンに上陸した大型台風24号では、死者1000人を超えるなど、昨年1年間で9500人の命が自然災害で失われている。
特に新興国・途上国で自然災害により、被害額は少ないが生命や生活を奪われる被害が大きかった、としている。(Munich Re ほか)