【環境トピックス】エネルギー計画有識者会議刷新・脱原発色薄まる
経済産業省は、エネルギー基本計画の議論の場を「基本問題委員会」から「総合部会」に移して再開する。「脱原発」を主張した環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長や、立命館大学の大島堅一教授らが委員から外れる。新たに日産自動車の志賀俊之・最高執行責任者や原発立地自治体の首長が加わる予定であり、脱原発から遠ざかる。
福島第一原発事故後、民主党政権は経産省の諮問機関・総合資源エネルギー調査会に基本問題委員会を設置し、基本計画づくりを進めていた。委員25人のうち約三分の一は脱原発派だった。
(出典:朝日新聞 2013年2月21日、産経新聞 2013年2月16日)