武器貿易条約、国連総会で採択
これまで全く野放し状態であった、国際的な武器取引に対し、一定の歯止めをかける「武器貿易条約(Arms Trade Treaty、ATT)」が2日、国連総会で採択されました。条約のことについては、AFP通信の記事を御覧ください。
『地球村』もコントロールアームズ日本キャンペーンのメンバーとして、
ミリオンフェィスキャンペーンや折り鶴アクション、一昨年のバナナのチラシを使ったキャンペーンなどを行ってきたことが、一区切りを迎えました。
特に「みんなの笑顔で武器取引に規制を」と呼びかけたミリオンフェィスキャンペーンでは、講演会場や街頭などで多くの方に笑顔の写真を撮らせていただきました。
皆様の一つ一つのご協力がこの条約採択へつながりました。
本当に有難うございます。
私も長く『地球村』事務局にいて、地道な長い時間をかけた動きがひとつ大きな形になったことにとても感激しています。
実際には、反対票を投じた国(シリア、北朝鮮、イランの3か国)、棄権した国(武器取引国のロシアと中国、主要な武器輸入国であるエジプトとインドなど、23か国)があります。50か国が批准すると条約は正式に発効しますので、発効には1~2年かかるといわれています。
まずは日本政府の条約への批准が重要になります。
引き続き、ご協力をよろしくお願いします。(事務局 渡辺裕文)
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採択された条約の主要部分についての分析をオックスファム・ジャパン の夏木碧さんがしてくださっています。
条約の主要部分についての分析その1
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また、この条約交渉についての報告会が東京で開催されます。ぜひ、ご参加ください。
【武器貿易条約(ATT)交渉会議・報告会】
【テーマ】武器貿易条約(ATT):2013年3月交渉会議の経緯と結果
【報告者】夏木碧(オックスファム・ジャパン ポリシーオフィサー)
【討論者】佐藤丙午(拓殖大学海外事情研究所)
【日時】2013年4月11日(木)19時00分から(18:30開場)
【場所】拓殖大学海外事情研究所 F館303教室
【主催】「武器と市民社会」研究会
【参加費】無料
概要や会場についての詳細は研究会ブログでご確認ください
【参加方法】事前登録制
2013年4月10日(水)迄に、下記の宛先にEメールでお申込ください。
宛先:「武器と市民社会」研究会事務局 aacs_seminar@oxfam.jp
メール件名を「報告会申込」とし、メール本文に①お名前②ご所属を
ご記入のうえ、当研究会からの登録確認等のメールを受信いただける
メールアドレスからお送りください。
※定員(40人)に達した時点で締め切りとさせていただきます。
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