環境トピックス

【環境トピックス】大気汚染と新生児の低体重に関連性

2013/2/7 AFP通信

北米、南米、欧州、アジア、オーストラリアの計9か国で300万人以上のデータを分析した結果、自動車や暖房機器、火力発電所から大気中に排出される汚染物質が妊婦の体内に取り込まれることにより、低体重の新生児が生まれる確率が高まるとした国際調査結果が米医学誌に掲載された。

生まれた時の体重が2500グラム以下の低出生体重児は、出生後数週間以内の死亡率や合併症の発生率が高いほか、成長後にも慢性的な健康問題が出る確率が高い。

PM2.5について、米当局は基準値を1立方メートル当たり平均12マイクログラム、また、欧州連合(EU)は同25マイクログラム以下と定めている。

これに対し、日本の基準値は同35マイクログラム以下。また、喫煙可能な飲食店内のPM2.5濃度は、店によっては700マイクログラムになることもあります。(事務局 原)