【環境トピックス】福島原発付近で「ガン発症リスク増」
2013/3/1 AFP通信、WHO
世界保健機関(WHO)は、東京電力福島第1原発事故により、同原発付近に住んでいた住民のガン発症リスクが高まっていると発表した。
報告書では、福島原発の20キロメートル圏内では、乳幼児期に放射能にさらされた女性が甲状腺ガンを発症する確率は、一般の日本人女性が甲状腺ガンにかかる確率と比べ70%高いが、それ以外の地域住民の発症リスクの増加はない見込みだと同時に発表。
国際環境保護団体グリーンピースは、「WHOの報告書には欠陥があり、やるべきことの半分しか終えていない。この報告書は明らかに原子力産業を保護するという政治的目的を持ったものであり、人々の健康を重視した科学的報告書ではない」と激しく非難している。