【環境トピックス】放射性廃棄物、行き場なし
原発に関わる作業により放射性廃棄物ができる。その中でも、放射能レベルの高さによって、処理する際に埋設の方法や深さが異なってくる。比較的線量の高いものについては、青森・六ケ所村の核燃料サイクル施設で、現在調査に着手している。しかし、事業者は決まらず、原子炉の処分場の選定も進まない為、廃炉作業の遅れが懸念されている。さらに、高レベル廃棄物処分のめどは全くたっていない。電気事業者の危機感は薄く、担当責任者も不明のまま、「トイレなきマンション」といわれる原発事業は迷走し続けている。
注:現在、高レベル廃棄物の処分場が決まっている国はフィンランドとスウェーデンだけです。
(朝日新聞6月11日)