巻頭言

【巻頭言】TPPについて

TPPは経済連携協定 (Economic Partnership Agreement)であり、パートナーシップなどという言葉は穏やかだが、中身は大変、その影響ははかりしれないので、よく理解する必要がある。
 
★わかりやすい説明
・経済的にもっと仲良くしようよ
・みんなでもっと豊かになろうよ
・そのために、国ごとの防壁(防波堤)は取り払おうよ
・そのために、成功している国のルールを優先しようよ
・お互い出入り自由にして、自由に商売をしようよ
 
★実際の意味
・「仲良くする」のは誰に都合がいいか
・「防壁(防波堤)を無くす」のは誰に都合がいいか
・「出入り自由」「自由な商売」は誰に都合がいいか
・国内に国際競争が入ってくるとどうなるか
 
★結果
・強い国、強い者に都合がいい
・弱い国、弱い者に不利になる
・国内のルール(国内法)が弱体化する
・強い国(アメリカ)、強い会社(モンサント社)が優先される
・安い製品(農作物など)が輸入され、価格が下がる
・強い製品(自動車など)の輸出も増えるはずだが、すでに生産拠点が海外に移っているのでメリットは少ない
 
TPPは、わかりやすくいえば「競争の激化」と「格差の拡大」です。
「グローバリゼーション」の最終段階であり、
「資本主義」(キャピタリズム)の仕上げです。(-_-#)