【環境トピックス】2050年・水害の被害が170倍に!
世界銀行研究チームは、世界の沿岸部の大都市が洪水の防止策を強化しなければ、2050年までには洪水や高潮などの水害による被害額が年間約100兆円を超す恐れがあると発表した。この水害は、地球温暖化に伴う海面上昇や、地下水汲みあげによる地盤沈下により起こる。さらに、新興国や流域部の人口過密地帯では、被害規模がより深刻になると予測されている。広州やムンバイ、ニューヨーク、マイアミ、ニューオーリンズなどの都市の被害額が多いと予測されており、日本では名古屋が20番目に入っている。
(AFP・日本経済新聞ほか)
『地球村』では、これまで「異常気象が20年毎に2倍増加。100年後には32倍になる可能性がある」と指摘してきたが、この報告は「大幅に加速」という発表。日本のダメージは世界の1割とすると10兆円(1人10万円、4人家族40万円)。大胆な省エネ社会に舵を切らなければならない。 |