環境トピックス

【環境トピックス】核サミット・35か国が共同宣言採択

3月26日AFP

オランダ・ハーグで開かれていた核安全保障サミットは、25日、危険物質テロリストの手に渡ることを防ぐためオバマ米大統領が主導する世界規模の取り組みを、参加した53ヶ国のうち35か国が支持し、核の安全保障を強化することを誓い閉幕した。

共同宣言では、原子爆弾の製造に使われ得る高濃縮ウランの備蓄量を削減し、より安全な低濃縮ウランに転換することに努めると約束している。

共同宣言には、イスラエルやカザフスタン、モロッコ、トルコといった国々は名を連ねている。しかし、ロシア、中国、パキスタン、インドという、大量の核物質を持つ核兵器保有国をはじめ、その他の国々が採択しなかったことにより、影響力が弱まっていると、専門家からなる核分裂性物質作業部会は指摘している。