【環境トピックス】地球温暖化「危険水準に」
3月22日東京新聞
米海洋大気局(NOAA)は21日、ハワイのマウナロア観測所で測定した大気中の二酸化炭素の平均濃度が、16日から5日連続で400ppmを超えたと発表した。同観測所で1958年の観測開始から始めて二酸化炭素濃度が400ppmを超えたのは、去年5月9日。地球温暖化による危険な気温上昇を防ぐには濃度を400ppmに抑えるのが望ましいとされ、危険水準に入った事があらためて示された。
NOAAのバトラー博士は、温暖化の深刻な影響が避けられなくなる水準は「分からない」とした上で、「化石燃料から排出される二酸化炭素を80%減らせば濃度上昇を止めることができる」と指摘し、思い切った温暖化対策の必要性を訴えた。