世界の成人約3分の1、子ども約4分の1が肥満とする報告書「世界疾病負担研究」が、英医学専門誌に掲載された。世界188カ国のデータを分析しまとめた報告書によると
・肥満人口は、33年前の8億5700万人から21億人に増加。
・肥満人口が最も多い国は米国（7800万人）。以下、中国、インド、ロシアなど。
・先進国の子どもの4分の1近くが肥満。
・肥満の人は、心臓血管の疾患やがん、糖尿病、変形性関節症、腎臓疾患などにかかりやすく、肥満人口が増えることは医療制度への大きな負担。
・1980年以降、肥満防止に成功した国は一国もない。