世界の氷河は1961～2016年の間に9兆トン余りの氷が融けて失われた。この間、海面は最大27ミリ上昇した。このままのペースでは、欧州アルプスやカナダ西部、ニュージーランドを含む数カ所は2100年までに全ての氷河が消失する。それに加えて、山の地盤が不安定になる可能性があり、氷河湖の決壊により下流地域の消失や、農業用水や生活用水を氷河に頼ってきた地域では、水不足も懸念されると国際共同チームが英科学誌「ネイチャー」に発表した。

【4月9日　CNN】