国際組織「グローバル・フットプリント・ネットワーク」は、人類が1年間に消費することのできる水、土、新鮮な空気といった自然資源の今年分の割り当てを計測史上最も速い 7月 29日に使い果たすと報告し、警鐘を鳴らした。
人類が現在消費している自然資源を満たすには、地球 1.75個分が必要になるという。先進国ほどその消費は多く、米国は地球 5個分、日本は 2.8個分必要である。自然資源の過剰消費のコストは、森林破壊、土壌侵食、生物多様性の喪失や大気中の CO2の増加による気候変動、異常気象、深刻な干ばつ、山火事、ハリケーンといった形で払わなければならない。
今後、世界中で災害はこれまで以上に頻発するだろう。

【7月29日　AFP】