【環境トピックス】大気中のメタン濃度 観測開始以降で最高
アメリカ海洋大気庁は、2021年の大気中のメタン濃度は平均1895.7ppb(排出量は6億4000万トン)であり、工業化前よりも162%高く、1年間の上昇率としては1983年の観測開始以来最高の17ppbを記録したと発表した。排出増加の主要因は、永久凍土が融け出したり、熱帯の雨量増加による湿地の腐敗植物や牛など家畜のゲップなど生物起源とされる。根本原因は、人間による温暖化や肉食が大幅に増えたためだが、制御困難な悪循環に陥る可能性がある。【4月18日 NHK】