『地球村』のスタンス

COP27(2022.11.21)

★COP27、画期的前進
・地球温暖化は最大の環境問題であり、加害国は豊かな国、先進国、被害国は貧しい国、途上国。この構図は明らかだが、双方の言い分は、この30年ギャップは平行線。
・今回も温暖化ガスの削減についても、化石燃料の削減や禁止について前進はなかったが、一つだけ前進があった。
・それは『気候変動の被害を受けた途上国支援の基金の創設』が合意したこと。これはCOPが始まって以来、30年間の途上国の要求であり悲願だった。具体的に決まったわけではないが、次回のCOP28で具体的に決めようということが決まった。
 これは今回の大きな成果と言えるが、温暖化の被害が全世界規模になり、パキスタンの大規模水害など現実問題になったことが後押しをした。
 とはいえ、これは問題の解決にならず、温暖化を止めない限り、被害は拡大し、傷テープを貼ることしかできない。