世界気象機関は、温室効果ガスの 2021 年の平均濃度が CO2 は 415.7ppm、メタンは1908ppb と観測史上最高を更新したと発表。パンデミックに伴う経済活動の停滞で排出量は一時抑えられたが、2021 年は増加に転じ、産業革命前（278.3ppm）の 1.5 倍に達した。国連は、各国が掲げた温室効果ガスの削減目標が達成できたとしても、今世紀末までに世界の平均気温がおよそ 2.5℃上昇する見通しだと報告。【10月26日 毎日新聞他】 

11 月 6 日からはエジプトで COP27 が開催された。欧米とロシアとの対立が深まるウクライナ情勢のために、「気候変動問題に対する合意がなされないのでは」との懸念もある。最悪の事態を避けるためにお互いに歩み寄り、温室効果ガスの削減について真剣に話し合い、合意に達することが必要だ。