★防衛費
　日本の防衛費はこれまで
・46年前、1976年11月、三木武夫政権によって『１％以内』が閣議決定されたが、実質的には、さらにその15年前、1961年以降、60年間ずっと１％以内だった
・それが、今回突然、岸田首相は5年後の2027年度にGDP比2％に達するよう浜田防衛大臣、鈴木財政大臣に指示した。
・ロシア、中国、北朝鮮の動きなど日本を取り巻く情勢が大きく変わってきたことのは事実だが、だからといって国会の議論も、国民への説明もなしにこういう重大な変更を唐突に言い出すのはとんでもないことだ。
・そもそも防衛費の倍増以前にやるべきことはいくつもある。そもそも近隣国との関係の悪化は安倍政権が始めたこと。その後の菅政権も岸田政権も関係修復に動かす、「対立」路線をまっしぐら。安倍政権が始めた極端なアメリカ追従も軌道修正なしにひたすら継続継承。これ全体が安倍政権以前とは大きく違っている。この路線は日本の破局につながる。
・防衛費の倍増以前に、まず平和憲法を守るのか破棄するのかを国民に問うこと、また日本は主権国家を守るのか、アメリカに依存、アメリカに追従するのか、しっかり国会で審議すること。