『地球村通信』

【対談】中井弘和さん〔2〕

地球村』への熱い思いを胸に、大学生への環境教育や、自然農法を生かした稲の研究など、活躍を続けられてきた中井弘和さん。3回シリーズ2回目の今回は、ネットワーク『地球村』の名称のルーツ、社会を変えようとする若者の動き、『地球村』から始まった、非対立で社会を変えていくあり方についてお伺いしました。

ネットワーク『地球村』名称の由来

中井 「地球村」という哲学的なテーマは、私の知る限り世界にはないです。どう思われますか。

高木 実は『地球村』は、ずいぶん前から何人かの思想家(マクルーハン、メドウズ博士、ゴルバチョフなど)が「地球規模で調和する社会が必要不可欠である」という思想を『Global Village』という英語で提唱していました。それは私のめざすものと同じだったので、日本語訳で『地球村』を自分の生き方、自分の理念、それを実現するための名称として採用しました。『地球村』は一つの団体ではなく、同じ理念を持ち、その実現をめざす人たちのネットワークにすることを願って、“ネットワーク『地球村』と命名しました。

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