ロハスなお店や商品など、「ロハス」という言葉が情報雑誌などで目にすることが多くなっています。
『地球村』で呼びかけている「グリーンコンシューマ」とも共通点が多く、人にも環境にもやさしい「ロハス」。
今回から「ロハス」を取り上げた連載を始めます。　渡辺裕文

ロハスとは？

ロハスは、LOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability)の頭文字を取った略語です。
意味は「体と心と地球の健康を考えた生活」です。
アメリカで生まれたこの考え方、このような生活は、１９９０年代に入って、金銭的、物質的にいくら充足しても幸せとは限らない。
それよりも、ライフスタイル、ライフバランスを見直して、精神的にも豊かで幸せな自分なりの生活を手に入れようという流れからきています。
ロハスは、これまでエコや健康など別々の分野として考えていたものを一人のライフスタイルとしてまとめた考え方で、次の分野をカバーしています。

何から始めたら良いの？

自分の健康をまず大切に考えましょう。
無理に何かをやめるとか、我慢をしたり、自制をしたりするのではなく、自分の心と体が喜ぶことは何かを考え、始めてみましょう。

●例えば、どんなことを？
「オーガニックの野菜や果物を食べてみよう」…収穫時期、場所も大切です。旬の食材は元気の源です。
「自動車通勤から自転車通勤に切り替えてみよう」…ゆっくり自然を感じ、素適な時間が楽しめます。ダイエットにもなります。
「ボランティアに参加してみよう」…人の心に触れ、毎日が楽しくなるでしょう。
「エコツアーに出かけてみよう」…自然と触れ合うって楽しい！発見もあるでしょう。
「自然素材の服や化粧品を使ってみよう」…体の中から輝いてくるように感じます。

こうした「ロハスな生活」を続けていく中で、私たちの生活そのものが地球環境に貢献しているのだと実感し、より充実した毎日を過ごせるようになります。

ロハスの先進国では

消費者がロハス商品（体にも地球にも優しい商品）をえらぶことで、企業もロハス商品を販売するようになり、結果として環境改善につながっています。

ロハス先進国のデンマークでは、風力発電の風車が自分の町にたくさん建っていることが自慢となっています。
危険性の無いエネルギーを自分たちで作り、使っている意味の大切さを理解しているからこそ、誇りに感じているのでしょう。

日本では風力発電が景観に良くないと建設が進まないところもあります。
ロハスの意味をいかに多くの人が理解し、実践していくかによって、将来大きな違いが生まれてきます。

『 地球村 』版 あなたのロハス度テスト

以下の設問に「YES」か「NO」で答えてください。