【地球は今...】「素敵なロハスライフ」第2回 からだの健康に配慮した生活
先月号のロハス度テストはいかがでしたか。
ロハスとは、「体と心と地球に優しいライフスタイル」を心がけることです。
アメリカを中心に広がったロハス。今回は、私たちにも身近なテーマである「からだの健康に配慮した生活」についてとりあげます。
日本の健康の現状(生活習慣病を例に)
高血圧、糖尿病、ガン、肥満、脳卒中、心臓病などは、食習慣、運動習慣、休養のとり方、嗜好などの生活習慣がおもな原因となって引き起こされる病気です。
生活習慣病にかかっている人は、ここ数年かなり増加しています。
- 高血圧 通院患者700万人 (潜在的患者数 3000万人)
- 糖尿病 通院患者225万人 (潜在的患者数 700万人)
- ガン 通院患者130万人
生活習慣病は、日本のライフスタイルが欧米化するにつれて急速に増加したように、昔から引き継がれている伝統的な生活をしている地域ではほとんど見られず、欧米化・先進国化している国ほど多くなっています。
例えば、糖尿病の患者(約2億人)は、北米や欧州の先進国に多く、アフリカ諸国では約1%以下の患者しかいません。
生活習慣病に限らず、私たちの生活を見直すことで、病気にならない生活をすることができるのです。
健康診断で健康になれるのか?
健康に気を使うためには、定期的な健康診断が必要とよく聞きますが、毎年毎年健康診断を行なう必要はあるのでしょうか?
昨年厚生労働省から「健康診断の診断項目の6割は根拠がない」と発表がありました。
また、レントゲンやCTスキャンによるX線被爆でガンの発生率も上昇します。
(日本ほどたくさんのレントゲン、CTスキャンを行い、結果としてガンが増えている国はありません。※下グラフ参照)
毎日が、健康で、快適な時間を過ごすことが理想です。
健康診断の結果で一喜一憂をし、「気をつけないといけないな」と思いつつ、生活をかえないのでは、健康な生活からどんどん離れていきます。
健康の維持は、日ごろから、体に優しいライフスタイルを日々の生活に取り入れ、実行していくことが大切です。
ぜひ、「ロハスな生活をするために」を参考に、自分に合ったロハスライフを工夫し、充実した毎日を過ごしましょう。
【ロハスな生活をするために】
グリーンコンシューマとして体に優しく、地球にも優しい生活を心がけましょう。
- 予防医学を心掛け、なるべく化学薬品に頼らない…日頃から食事、運動、休養について気をつける
- ヘルシーな食品や、野菜食…有機野菜や化学添加物の少ない食品を選ぶ
- タバコをやめる、お酒を減らす…禁煙する、休肝日を設けるなど工夫する
- 適度な運動を心がける…ウォーキングやストレッチなど簡単にできる運動を続ける
- 必要なとき以外は自動車などの利用をひかえる…徒歩や自転車で移動する
- 化学物質、放射線を避ける…レントゲンやCTスキャンを必要以上に受けない
- 仕事人間をやめる、人生を楽しむ…仕事だけでなく家族団らんや趣味など楽しく遊ぶ時間をしっかりつくる