地球は今

【地球は今...】「素敵なロハスライフ」第5回 地球の健康に配慮した生活(2)

私たちの生活はすべて、地球からの恩恵でなりたっています。その中でも、大切なもののひとつが「水」。
今回の「素敵なロハスライフ」は、「水」の現状を知ることで、地球の健康に配慮した生活を考えていきます。

水の惑星地球

今から約35億年前に、地球最初の生命が海で誕生しました。私たちの体の60%は水。水がないと地球上の生命は生きていけません。地球上の水の97%は海水、残りの大部分は極地方の氷として存在しており、私たちが利用できる水の量は0.01%に過ぎません。
※地球上の水の割合 … 海水97.47%、氷1.76%、地下水0.76%、利用可能な水0.01%

【世界の水の現状】
  • 現在、世界の17億人が、水不足の生活をしています。
    不衛生な水しか得られずに亡くなっている子どもたちは毎日6000人(年間200万人以上)になります。
  • 国際河川(国境を越えて流れる大河川)では、河川の水量よりも上流での水需要が多く、下流での水不足による国家間の紛争がおこっています。
  • 人口増加、食糧需要の増大、途上国の工業化により水の需要が増え続けています。さらに地球温暖化による影響があらわれ、雨量の減る地域は水不足に、雨量の増える地域でも洪水などの水害による水不足が生じています。

⇒ 2025年には世界人口の2/3 (50億人)が水不足に見舞われると予測されています。

暮らしの中の「水」

日本は水の豊かな国です。ほんの50年前まで日本の水は、世界一きれいなおいしい水でした。今、私たちの、身の回りの水はどうでしょう。

【日本の現状】

私たちが使用する水の量は飛躍的に多くなっています。生活用水だけで1日一人352リットル。人は、1日3リットルあれば生きられることを考えると、お風呂や炊事、掃除、洗濯、洗車などで100倍以上の水を消費しています。

【バーチャルウォーター】

日本は食料品を海外から大量に輸入し、食糧自給率は先進国中最低です。輸入食糧を生産するために必要な水は、私たちが間接的に消費しているのです。
この生産などで使用する水のことをバーチャルウォーターといいます。日本のバーチャルウォーターは、日本の農業用水+工業用水の量に匹敵しています。日本国内で使っている量と同じだけ、海外の水を輸入して使っていることになるのです。

ファーストフードの水の消費量
(バーチャルウォーターを含む)
◆ハンバーガー2個 + ポテトS 2020 リットル
◆牛  丼 1890 リットル
◆月見そば 750 リットル
◆かけうどん 120 リットル
【水は買うもの?】

私たちが水やお茶をペットボトルや紙パックで買っている量は年間740万キロリットル。20年前の100倍になっています。商品として並ぶ水は、大規模な輸送による大気汚染、紙やペットボトルというごみの増加など、地球に大きな負担をかけています。

昭和初期まで、海外の船が日本の港に寄港したときには、「赤道を越えても腐らない水」として重宝され、すべての水を入れ替えて出航したと言われています。また、百万都市だった江戸の隅田川では、清流でしか棲まない白魚などが泳いでいたことも知られています。
ロハスは「体」と「こころ」と「地球」にやさしい生活

川の汚れ、海の汚れ、雨水の汚れ、水の枯渇を作っているのは、私たち自身です。最先端の技術を持ってしても、水をきれいにしたり、海水を真水にかえることには限界があります。下水処理場でも大量の化学物質をすべて除去できるわけではありません。地球の健康に配慮するには、私たちが生活を変え、地球にやさしい「ロハスライフ」をすることが早急に求められています。地球が健康になることこそが、私たちの健康的な生活へとつながっていきます。

私たちにできること
  • 節水を心がけよう
  • 輸入食料品を買うのは控えよう(海外の水を使って作られています)
  • お茶は、毎日煎れて持ち歩くようにしましょう
  • 洗剤、石鹸、入浴剤は、できるだけ天然のものを使いましょう
  • 台所の排水は川や海へつながっていることを意識しましょう