【環境トピックス】地球温暖化による損失は世界のGDPの2割以上 (11月1日 毎日新聞ほか)
英国政府は、科学的予測に基づき地球温暖化による悪影響を試算、発表した。報告書は、地球温暖化の進行により、自然災害が多発し、水や食糧の確保、健康に多大な影響が出ると警告。
この先20?30年間に起きる気候変動を食い止めるすべはすでにないとしている。
今世紀中頃までに、2億人が自宅を失い、生物種の最大で4割が絶滅の危機に直面、東京など沿岸の都市も海面上昇による水害の危険性が増大することをあげている。
経済的な損失は、2度の世界大戦に相当する規模になり、少なくとも世界のGDP(国内総生産)の20%に上るとしている。
英政府は、地球温暖化防止のため、国際社会が一致して対策をとるよう訴えており、欧州(EU)は全体として、温室効果ガスの排出量を2020年までに0%、2050年までに60%削減するとの目標設定を提案している。