【環境トピックス】温室効果ガスの1トン削減に100ドルで十分 (5月5日 各紙)
国連IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、5月5日に今後の地球温暖化対策についての報告書をまとめ発表した。
地球温暖化の影響が少ない2度以内の上昇に留めるためには、2015年までに世界の排出量を減少に転じさせ、2050年には半減させる必要があると指摘。各国に対策を求めている。
温室効果ガス排出への課税などの政策をとり、二酸化炭素(CO2)1トンあたり約1万2000円の費用をかけて削減対策を進めれば2030年には現在の世界全体の、温室効果ガス排出量のほぼ3分の2に当たる約310億トンの削減が可能だとの試算も盛り込まれている。