【環境トピックス】地球温暖化で気候難民が10億人に (6月27日 東京新聞、英国大使館)
地球温暖化による海面上昇や干ばつの深刻化、砂漠の拡大などで、2050年までに10億人が難民となる可能性があるとイギリスのNGOとスイスの研究機関が共同で発表した。
国連の統計に基づいたこの報告書では、紛争や大規模な開発、環境劣化の広がりなどが重なり合って、特にサハラ砂漠地帯、南アジア、中東などの人々は生活が維持できず、「世界は第二次世界大戦の終結時をおそらく超えるであろう集団人口移動に直面している。さらに洪水や干ばつの増加、マラリアを運ぶ蚊が群がる地域の広がりといった影響が、死者の激増を引き起こす」と警告している。