支援活動報告

パキスタン地震支援報告 ご協力ありがとうございました

パキスタン地震緊急支援募金は終了しました。

10月8日にパキスタン東北部、カシミール地方で発生した地震の支援募金にあたり、総額3,995,960円のご協力をいただきました。ありがとうございました。

 

お預かりしました支援募金は、UNHCR(国連難民高等弁務官)と国際医療NGO AMDAを通じて、現地の被災者の緊急支援を行いました。

  • 支援内訳
    AMDAを通じての支援金額:2,345,960円
    国連UNHCRを通じての支援金額:165万円

多くの皆様からの募金で被災地への支援ができましたことを感謝します。


11月9日と11日にパキスタン政府や国際機関から次のような発表がありました。


死亡者数:8万6000人
負傷者:10万人
崩壊した家屋:20万棟以上
被害総額:23億ドル(2800億円)以上
復旧費用:26億ドル(3200億円)以上

現在も、住居を失い路上生活をしている人が約300万人と言われています。


UNHCR/B.Baloch
 
UNHCR/M.Pearson
     

提供:AMDA
 
提供:AMDA


パキスタン地震の発生から、今日11月8日で1ヶ月になります。
当初数万人といわれた犠牲者は、日を追うごとに瓦礫の下から多く見つかり、 死者の総数は7万人以上、被災者は300万人以上といわれています。

『地球村』も、医療NGOのAMDA、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通じて、 支援を行なっています。

しかし、日本での関心が薄れるなか、国連のアナン事務総長は10月、「これから極寒の冬を迎え、飢えと寒さで第2の死者の波が来る。
1ドル、1ユーロでも多くの支援を」と異例の呼びかけを行なっています。
現地では、防寒テントや避難施設、毛布、防寒具などが不足。
集まった支援金は、必要額(5億5千万ドル)の5分の1にもなっていません。

支援は時間との戦いです。一刻も早く、現地に届けることが大切です。


10月8日、午前8時55分(日本時間午後0時55分)にパキスタン東北部、カシミール地方でマグニチュード7.6の地震が発生しました。

この地震による死者は17日現在、4万人にせまり、最終的には数万人にも上るといわれています。
また、被災者も400万人に上ると予測されています。

カシミール地方は山岳地域にあり地震により道路が分断され、支援は遅れ気味となっています。
また、カシミール地域はパキスタンとインドの領土紛争問題もあり、このことが支援の妨げとなっています。

緊急の救出・医療支援活動に加えて、これから厳しい冬を迎えるこの地域では生活の復興にもさまざまな支援が必要となります。

『地球村』として、協力関係にある医療関係(医師団派遣など)の国際NGO「AMDA」に初動活動の支援としてまず100万円を、国際協力基金から拠出することを決めました。

AMDAへの資金贈呈式の様子

2005年10月13日、ネットワーク『地球村』は、パキスタン北部地震発生直後に、緊急救援を開始した AMDA (本部岡山市)に、100万円の緊急支援の預託を行ないました。
AMDA は「救える命があれば、どこへでも」を掲げ、災害発生から72時間以内に現地入りを目指し、救援活動を行なう国連 NGO です。
いち早く現地に調整員や医療従事者を送る体制づくりに取り組んでいます。

今回は、被災地に近いパキスタン・クエッタの AMDA 事務所より、医師と調整員を派遣。主に宗教上の理由による、女性患者に対する治療体制の遅れを掴み、女性医師の派遣も行なっています。

【 AMDA 菅波茂理事長からのメッセージ】

パキスタン北部地震発生から、真っ先に活動資金の提供の申し出をしてくださったのが、ネットワーク『地球村』代表の高木さんでした。
困った時に、助けてくれるのが、友人です。
初動の時期に、支援の確約をいただけたことで、具体的に活動を広げることができました。
いち早く支援を申し出てくださったことで、救える命が増えるのです。
心より、感謝しています。

外国の人たちは、私たちが支援に入ると、「なぜ、私たちを助けてくれるのか?」を尋ねてきます。
現地では、理由の説明なく人を助けることは、理解されないのです。
その時に、「困った時は、お互い様だから。困った時に助けるのが友人だから。」と答えます。
アジアの友人を助けに行く AMDA が、まさに困った時に、いち早く助けてくれたのが、みなさまです。
このような関係、相互扶助の関係の上に、人道支援が成り立っています。

今回のパキスタン北部地震は、被害が甚大で、支援が長期的になると思います。
今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします。

【活動の状況】

AMDA多国籍医師団として、本部とパキスタン、インドネシア・ネパール・バングラデシュ各AMDA支部から医療従事者を派遣しています。
震源地に近く大きな被害が伝えられているマンセラ(首都イスラマバード北部約100 km )に入り、マンセラ県行政当局と援助活動に関する協議を行いました。
医療支援が行き届いていない周辺無医村(バラーコット)で、巡回診療など保健医療支援の実施を決定しました。

宗教的に制約の多い被災地での女性医療職の不足から、女性に対して医療提供がなされておらず、主に女性を対象としたメディカルキャンプの設営を決定しました。
思いがけない女性医療チームの到着は、町をあげての歓迎となり、ただちに学校をクリニックとして提供していただくことになりました。(15日現在)

【贈呈式の様子】

菅波理事長に募金を手渡す
 
AMDAからの感謝状を受け取る

UNHCRへの募金贈呈式の様子

10月14日(金)、東京都渋谷区にあるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のオフィスを高木代表が訪問し、パキスタン地震の被災者支援のための資金100万円を贈呈しました。

UNHCRの駐日代表のロバート・M・ロビンソン氏との対談中で高木代表より「是非今までの実績を活かし、緊急食料支援、毛布、テントなどに役に立てて欲しい」と直に伝え、一日も早く一人でも多くの被災者に届けて欲しい旨を要望して参りました。

今回の地震の支援では日本UNHCR協会にとって『地球村』が第一号の支援団体となり、大変喜ばれていました。

AMDAへも一番最初に資金提供を申し出て、地震等の緊急支援で一番大切な初動の時期に迅速な資金提供ができました。これも日頃から皆様が国際協力基金に募金していただいているおかげです。皆様のご支援・ご協力、心より感謝申し上げます。

今後もUNHCR、日本UNHCR協会の協力関係を強化し、途上国への緊急支援や飢餓・貧困に苦しむ難民支援などを実施していきたいと考えております。

これからも宜しくお願いいたします。

【ロバート・M・ロビンソン氏からのメッセージ】

パキスタン地震被災者支援の緊急募金アピールに対して、このように素早く対応してくださったネットワーク『地球村』のご協力に、心から感謝申し上げます。

そして現地にすでに11ヶ所の事務所があるUNHCRは、国連の共同事業に参加して、アフガン難民と地元民のために緊急援助物資を届け、仮設キャンプの運営を主導しています。

これからも現地のニーズにあった支援を実施していくので、皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

【贈呈式の様子】

地震の被害と支援状況を確認
 
募金の贈呈

※今回の募金に関しましては、一円でも多くを現地に届けるためにお礼状の発送は省略させていただきました。ご理解、ご了承をお願いいたします。

ネットワーク『地球村』とは

『地球村』とは国連などが提唱している『地球と調和する社会』『幸せな社会』のことです。
『幸せな社会』とは環境破壊だけではなく、いじめや差別、犯罪、飢餓、貧困、戦争などのあらゆる不幸がない社会です。
私たちはその実現をめざし、啓蒙、提言をしています。

お問い合わせ先:
ネットワーク『地球村』事務局
〒530-0027 大阪市北区堂山町1-5 三共梅田ビル405号
電話: 06-6311-0309 FAX: 06-6311-0321
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email:office@chikyumura.org

 

募金のお願い

ネットワーク『地球村』の活動は、みなさまの会費とご支援によって支えられています。
また、各種募金への協力もよろしくお願いいたします。