巻頭言

【巻頭言】元気に生きる

昨年は、正月1月1日、目が覚めると強烈な腰痛で起きられず、数日、寝込んで、
カイロとハリに通院して、なんとか回復しました。
今年は安心していると、きのうから風邪気味で、少し熱があり・・・つらい・・・。
この二日間は寝ていました。
しかし、きょうは、二つの締切日なので大変・・・。

『転生と地球』のリライト
10年前に出版しましたが、いまもベストセラーですので、
10年後のバージョンアップをすることにしました。
前半(体験)は元の内容を残しましたが、後半は全面書き改め、
大幅にアドバンスしましたので、ぜひお読みください。出版は3月中旬予定です。

『地球村通信』の原稿
この原稿は、15年間 (180回) 一度も休んだことがなかったのですが、
今回はだめかなあ・・・普段は16ページですが、今回は12ページになるかなあ・・・と覚悟しました。
夕方になって、なんとか熱も下がり、起きられるようになったので巻頭言に着手。
書きたいことはいろいろあるのですが、なかなかまとまらず、データーをあれこれ調べたり、
書きかけては、また書き直したりでなかなか進まず、時間をかけて仕上げました。

●元気とは
自然界では、体調が悪いとどうなるのだろう・・・。
たちまち生きていけなくなるのだろう・・・。
元気とは「元の気」であり、病気とは「気を病む」と書きます。
元気がないというのは「元の気」を失うということか。
「元の気」が元気だということは、気というものは元々、元気なのか。
そういえば、自然界の生き物はみんな元気だなあ。
自然界で病気になれば、たぶん一巻の終わりだろうなあ。
ということは病気は命取り、健康でないと生きていけない。
自然界で寿命は、餌を取れる、健康である、判断を間違えない、
すべての条件がそろわないと生きていけないのだ。
などと考えていたら、ふと、正月に読んだ新聞記事を思い出しました。

●生きがいの創造
京都大学の霊長類研究所で、今年から、動物園の動物の「幸せ(生きがい)」について研究するそうです。
動物園の動物が、幸せそうではないことや、精神を病むことなどから、
「どうすれば自然に近い状態にできるだろうか」という研究です。
餌をとるのに苦労(工夫)をさせるようにすると、「生きがい」を感じて元気になる。
餌を取る、水を飲む、眠る、交尾する、子育てする、などに適当な困難が
あったほうが生き生きするそうです。
なぜなのか。自然だから。何百万年の歴史の中で創造された生き方だから。
まさにDNAに刻まれた生きるプログラムだから。

●便利快適は生きがいを失う
この記事を読んだとき、日本で「心を病む人」が急速に増えていることを思い出しました。
日本など先進国では、生きること自体に、努力が要らなくなったから、
かえって生きる喜び、生きがいが無くなったのでしょう。
一昔前までは、食べることだけでも大変でした。
生きることが楽になればなるほど、生きがいを失うとしたら、
先進国が追い求めてきた「便利快適」「楽をする」ということは、
「いったい何だったんだ」ということになります。

●原点に戻る
やはり、人は原点に戻らないといけない。
大地を踏みしめ、自分で工夫して食べ物を得て、自分の手で食べること。
自分の足で歩き、自分の手で作り、自分の頭で考え、自分の体で実行すること。
できるだけ自然に。できるだけあるがままに。過度な便利快適はよくありません

●人を元気にする
自分の元気度を、「何人の人を元気にできるか」で表すと面白い。
世の中には、たくさんの人を元気にする人がいます。
そういう人の特徴は、感じ方、考え方、判断、行動、すべてにポジティブです
ネガティブな意見には、耳は傾けるが、「ドンマイ!ドンマイ!」
ポジティブな意見には、もちろん、「OK!やろう!」
ポジティブな人には、ポジティブな結果が引き寄せられます!
元気な人の周りには、元気な人が引き寄せられます!
今年は環境元年であり、プラス「引き寄せ元年」としたい。いかがですか。