支援活動報告

中国・四川大地震災害への支援報告 ご協力ありがとうございました

【中国・四川大地震支援募金を終了します。
 ご協力ありがとうございました】

みなさまからの中国・四川大地震災害支援募金への合計額は、
425万5157円(10月29日現在)になりました。
被災地には、協力団体(AMDA、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、
日本UNHCR協会)を通じて450万円の支援を行いました。
ご協力ありがとうございました。(2008.10.29)

【支援の報告(協力団体への資金支援)】 
5/16 AMDA            100万円
6/2  AMDA             50万円

6/2  セーブ・ザ・チルドレン   100万円
6/26  UNHCR            100万円
7/31 セーブ・ザ・チルドレン   100万円
              計 450万円

四川大地震は、中国政府は5月22日時点で死者5万1151人、
行方不明者2万9328人に達し、合わせて8万人を超えたと
発表した。被災者4500万人以上になると推定されていて、
余震の被害も大きく、悲惨な状況です。
さらに土砂で水がせき止められてできた地震湖の決壊の危険が
数多くあり、さらに被害が拡大する恐れがあります。

『地球村』として5月16日に、緊急支援を開始した国際医療
NGOのAMDAに国際協力基金から100万円を緊急支援
として拠出しました。
AMDAは、5月19日、成都にある四川保健省の災害対策部から、
四川大学華西病院において、海外から医療支援を行う最初の
団体として許可を得ました。救済活動に成果が上がることを
期待しています。

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◆各支援(協力)先団体からの報告◆
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【AMDA】(2008年5月27日)

AMDAでは、発生直後に四川省出身の医師1人看護師2人調整員1人
により構成される4人の医療チームを編成し、14日徳陽市什邡
(スーファン)に医薬品を届け、避難所にて診療活動を開始しました。
その後も同市内避難所体育館で医療活動を継続しています。
また、AMDA台湾支部ネットワークにより、これまでに21人が、
被災地での医療支援活動を行いました。AMDA台湾チームでは、
17日に山間部被災地での巡回診療を開始しました。が、2次災害の
危険があることから18日に発令された成都への避難命令により移動し、
19日から22日まで、四川大学華西病院で被災者の手術や治療に
あたりました。
さらに、23日からは、岡山大学医学部の汪達紘助教授(公衆衛生学)
が成都に入り、新たに四川省中医薬科学院において、台湾からの精神科
医師、本部からの派遣調整員等とともに、医療活動を行っています。

★これまでの緊急医療支援活派者
(本部派遣、台湾チーム、四川チーム含む)
医師12人 看護師8人 薬剤師1人 調整員5人 調整員補助3人
:合計29人

 

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【セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン】

★SCの支援活動(2008年7月25日現在)
チャイルド・フレンドリー・スペース(Child Friendly Space)の設置・運営
・1,637人の子どもたちを7か所、92人の現地ボランティアによって、子どもたちが
 遊びを通して学んだり、心理的な傷をいやしたりするサポートをしました。

保健・栄養事業の実施
・7か所の被災地キャンプ内に「ベビーウォッシュステーション」を設置し、330人
 以上の赤ちゃんが入浴しました。また282人の赤ちゃんに入浴セット、5歳以下
 の子どもには蚊帳、さらに6か月児~2歳児には離乳食を配布しました。また同時
 に子どもの衛生の啓蒙にも努めています。

教育支援
・被災地の23校、33,546人の生徒と524人の教師に学用品を配布しました。
 配布した学用品には黒板や机・椅子等も含まれます。

 


★活動概況(2008年6月2日現在)
チャイルド・フレンドリー・スペース(Child Friendly Space)の設置・運営
・災害でトラウマを負った子どもたちには、親が家族を失った悲しみを乗り越えて、
 生活を立て直すために活動する間、他の子どもたちと遊んだり学んだりすること
 ができる安全な場所の確保が大変重要です。SCは、このような子ども支援活動の
 豊富な経験を持っています。専門家を派遣し、必要な技術や知見を提供していきます。

教育支援活動
・学校教育を再開できるように、仮設教室とその他必要な設備、用具を提供する予定。
 同時に、家族や友人を亡くした子どもたちへの対応についての研修を、教師に対して行う。

≪災害の状況≫
2008年5月12日午後2時半、四川省をマグニチュード8の地震が襲う
・ 死者69,197人/傷病者374,176人/行方不明者18,239人

 

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【UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)】 (2008年7月25日)

UNHCRは紛争や迫害などの人的災害に対応する人道支援機関であり、自然災害へ
の救援活動は例外的なものです。しかし、5月19日付けで中国政府より支援要請を受
け、直ちに緊急支援チームを結成し、被災者の仮設住居となるテントの輸送に取り掛
かりました。

5月23日に四川省で被災した人々のために1万1000張のテントを、5月30日には甘粛省
の被災者のために4000張のテントを中国外務省に受け渡しました。合計1万5000張の
テントを四川大地震で被災した人々へ支援したことになります。1万5000張のテントに
より、被災者7万5000人が雨風をしのぐことができ、身の安全を守ることができます。

皆さまのご支援に支えられ、6月1日までに四川省の被災者の元に1万1000張のテント
が、また6月23日までには甘粛省の被災者の元に4000張のテントが順次届けられまし
た。支援物資が被災者に届けられる際には、UNHCRと中国外務省の双方が現場に
立ち会いました。
ネットワーク『地球村』会員の皆様からのご支援に心から感謝申し上げます。

 

 

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