支援活動報告

ミャンマー・サイクロン災害への支援報告 ご協力ありがとうございました

【ミャンマー支援募金を終了します。ご協力ありがとうございました】

みなさまからのミャンマー・サイクロン災害支援募金への合計額は、
297万5,984円(9月8日現在)になりました。
被災地には、協力団体(AMDA、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、
日本UNHCR協会)を通じて305万円の支援を行いました。
ご協力ありがとうございました。(2008.9.8)



【支援の報告(協力団体への資金支援)】 
5/16  AMDA             100万円
6/2    AMDA               50万円

6/2   セーブ・ザ・チルドレン  50万円
6/2    UNHCR           100万円
10/31  AMDA                5万円
                                   計 305
万円


ミャンマー連邦中・南部を直撃したサイクロンの被害は、
5月17日現在、政府の発表によると、死者7万7,738人、
行方不明5万5,917人(合計 約13万人以上)となっています。
一方国連は、被災者250万人以上に上ると推定しています。
発災から2週間が過ぎ、今後はマラリア、コレラなどの感染症の
流行や飢餓も予想され、二次被災者の増加が懸念されています。

ミャンマーの災害に対して『地球村』では緊急支援として、協力
関係にある国際医療NGOのAMDAに100万円の拠出(5月中)
をしました。
AMDAは、ミャンマー人スタッフで構成されたAMDA医療チーム
10名が、保健当局スタッフ2人および地元住民ボランティアと
共に巡回診療を行い、5月22日現在までに、1500人の患者を
診療しています。


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◆各支援(協力)先団体からの報告◆
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【AMDA】 (2008年5月23日)
今後はマラリア、コレラなどの感染症の流行が予想され、PTSDを
含む精神疾患に陥る患者の増加も懸念されています。
AMDAは、ミャンマーで長期事業を実施している特定非営利活動法人
AMDA社会開発機構(旧 特定非営利活動法人アムダ海外事業本部)
と連携し、5日、情報の収集と現地調査を開始し、以下の活動を
実施しています。
 
·被災状況、救援ニーズの調査(ヤンゴン市内各所・クンジャンゴン市各所)
·ヤンゴン保健当局(保健省緊急対策本部・ヤンゴン管区保健局)との協議
·クンジャンゴン市保健当局との協議及び活動連携
·AMDA医療スタッフ+クンジャンゴン市医療スタッフ+住民参加による巡回診療
  ≪計18人≫
   医師5人/補助医師2人(内、クンジャンゴン市保健当局より1人)/
   助産師1人(クンジャンゴン市保健当局)/
   保健師1人(クンジャンゴン市保健当局)/看護師3人/保健補助員4人/
   調整員1人/ロジ補助員1人
·飲料水用錠剤、石鹸などの配布と、使用方法等の説明を兼ねた保健衛生教育
·クンジャンゴン市内のシェルター(避難所)における衛生施設の設置
·毛布や古着の贈呈

11日~21日、1,448人の患者に対して医療サービスを提供しました。

主な疾患は、外傷・呼吸器感染症・皮膚の炎症・倦怠感/衰弱・高血圧症・
めまい・節々の痛み/筋肉痛・発熱/風邪・下痢・胃痛/腹痛。女性の患者が
全体の約70%を占め、年齢層では40歳代が最も多く、復興に重要な
勤労世代が診療を求めています。

  
  

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【セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン】 (2008年6月2日現在)

★緊急援助活動概況
・被支援者226,383人(内ヤンゴン周辺141,306/デルタ地帯102,610)
・緊急援助物資(食糧、水、浄水タブレット、ビニールシート、調理器具等)の配布
・7セクター(シェルター、食糧、ヘルス、栄養、子どもの保護、教育、水及び衛生)で活動中
・260人のスタッフがデルタ地帯で緊急援助活動に従事

★その他の活動
・被災地全体で、22ヶ所のチャイルド・フレンドリー・スペース
 (子どもが安全に遊べる場所)を運営中
・保健所2ヶ所を運営し、300人/日を診ている。
 すでに1,500人を治療済み
・6月以降、ヤンゴン周辺5ヶ所で現金支援を行う予定

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【UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)】 (2008年6月12日)

ミャンマーでのサイクロン被害に対し、UNHCRは、被災者約25万人
分(5万世帯)のシェルター提供を担当し、一日も早く衛生環境を
整え、被害を最小限に食い止めるために救援活動にあたっています。

UNHCRは、紛争や迫害といった人的災害に対応する国連機関ですが、
90年代初めからミャンマー国内に拠点を置き、同国北西部から
バングラデシュに流出したイスラム系住民や、同国東部からタイ側
に避難しているカレン族等の難民問題への解決に努力しています。
今回の自然災害への救援活動は例外的なものですが、2008年5月4日に、
ミャンマー政府からUNHCRヤンゴン事務所に支援の要請が寄せられて
以来、ミャンマーにある国連諸機関による合同緊急対応チームの一員
として、ただちに救援活動を行っています。

皆さまのご支援の支えられ、5月中だけで、ビニールシート、毛布、
蚊帳、調理器具セットといった緊急支援物資がドバイからヤンゴン
へと10回にわたり空輸することができました。

ネットワーク『地球村』会員の皆様からのご支援に心から感謝申し上げます。

 

 

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