【地球は今...】日本国の品格(国家予算を見る)
ほんの数年前まで、日本の国家予算についてほとんど知られていませんでしたが、一般会計だけでなくガソリン税などの特別会計の存在や、その不明瞭な使われかたがクローズアップされるようになって来ました。
今、「日本」はどこへ行こうとしているのでしょうか?
国家予算というものを元に日本という国を考えてみましょう。 事務局・渡辺裕文
● 日本の一般会計の歳出総額(2007年)
歳出総額 82.9兆円
※日本には900兆円の負債があります
社会保障 21.1兆円(25.5%)
公共事業 6.9兆円( 8.4%)
文教及び科学振興 5.3兆円( 6.4%)
防衛 4.8兆円( 5.8%)
その他 8.8兆円(10.6%)
地方交付税交付金 14.9兆円(18.0%)
国債費 20.9兆円(25.3%)
★毎月40万円の収入しかないのに、借金総額4600万円、毎月18万円の追加借金をしなければならない家庭は、どうなるのでしょう?
★国家予算には一般会計と特別会計があり、おかしなことに特別会計のほうがはるかに大きいのです(一般会計約83兆円、特別会計約200兆円)。
● 債務残高の国際比較(対GDP)
※日本に住む人全てが、1年間働いて生み出すお金の1.8倍の借金があるという
ことです。
● 日本の予算使途(2008年) ・・・ 環境を守る国? 環境を壊す国?
【 図(上):予算金額の大きさイメージ図 表(下):予算金額 電子政府サイトより 】
※図、表の予算については特別会計の金額を含んでいます
★日本は、道路建設、ダム建設、空港建設、原子力発電所の建設など、巨大公共事業に重点が置かれています。
★平和憲法がありながら巨額の軍備費を使っています。
★国の予算は、私たち国民の予算です。予算は、国民のあり方でもあります。
★私たちが何を求めるのか、生き方、価値観、ライフスタイルを見直さない限り、国の方向は変わりません。
【できることからはじめましょう】
・ 我が家の家計に関心を持つように、国の予算にも関心を持ちましょう!
・ ドイツなどの環境先進国を目標にしましょう!
・ 今年は環境元年。方向転換のために大きく動きましょう!
・ 日ごろのものの買い方、政治・選挙に対する意識、意思表示すべてが大切です!