【環境トピックス】EU、地球温暖化対策、さらに前向きに(EU、英国大使館など)
欧州連合(EU)はポスト京都議定書の国際交渉をにらみ、2050年までに温暖化ガスを1990年比で60~80%削減する長期目標を導入する方針を打ち出した。さらに2020年までにエネルギー需要の20%を再生可能エネルギーでまかなうことを欧州各国に義務付ける法案について合意に達した。また、英国は、低炭素経済へ移行することを目的とした「気候保護法」を制定。1990年比で2020年までに26%以上の削減、2050年までに80%以上削減することを目標とし、さらに気候変動委員会を創設し、企業の地球温暖化ガス排出報告の義務化など、削減を推し進めている。
昨年の地球温暖化防止会議(COP14)でも、日本は長期目標を提示しないことから化石賞(温暖化防止に後ろ向きな国に贈られる賞)を受賞するなど、地球温暖化対策に遅れをとっています。日本でも気候保護法を制定するように意思表示をしていきましょう。 (『地球村』事務局)