巻頭言

【巻頭言】『地球村通信』200号

今月は、『地球村通信』200号です。
1989年くらいから不定期にFAX通信として送っていたものを、1993年2月、この形で毎月発行に変えてから、16年と8か月ということになります。
200号を記念して、『地球村』の歴史をかんたんに振り返ってみます。

★『地球村』誕生のきっかけ
1981年、私は交通事故で意識不明の重体。1年間の入院中に、自分の一生を変えるほどの大きな発見があり、価値観が一変しました。
「経済成長と物理的な拡大が社会をおかしくしている!このままでは破局が避けられない!」
ということに気づき、「世直し」と「みんなの幸せ」の実現に、一生をかけることを決意しました。

★基本を学ぶ
では、具体的にどうするか。
「環境調和」「永続可能な社会」「美しい地球を子どもたちに」を伝えたいが・・・。
これは言葉や知識で伝えられるものではない。生き方を通して伝わるもの。
ならば、自分の生き方、考え方、伝え方、伝わり方を学ぶこと。
それから約10年、本を読んだり、研究会、シンポジウムなどで学んだり、農的生活を体験したり、それを仕事や音楽に生かし、実践から学びました。

★伝え始める、講演スタート
研究会やシンポジウムなどに出席、発言や発表するうちに、講演や執筆の依頼が来るようになり、環境だけではなく、社会の仕組み、生き方などに広がりました。
大好きな音楽との両立が困難になり、悩んだ末に音楽を断念。
生活の基盤である会社勤務も両立が困難になり、悩んだ末に退職。
このことに専念できるようになり、本も書けるようになり、本格的に動けるようになりました。

★『地球村』の誕生
1992年のブラジルのリオの『地球サミット』への出席を決意。
どういう立場で参加するかを考えて、NGO『地球村』を設立することを決め、1991年の1月に賛同する仲間と『地球村』を設立。
1993年3月に支援者から、『地球村』事務局の設置のために場所を提供していただき、活動拠点、活動の基礎ができました。

※続きは、私の本 『選択可能な未来』 に書いています。ご覧いただければ幸いです。