【スペシャル対談】『菅組』代表取締役社長 菅 徹夫 さん〔2〕
「ゼネコンだからこそ、できることがある」。『地球村』と出会い、香川県の大手建築会社『菅組』の社長として、環境共生型の住宅づくりや国産材の利用などを先駆的に進めてこられた、菅徹夫(すがてつお)さん。3回シリーズの2回目は、建築を通した自然との向き合い方や、会社の経営方針について伺いました。
★間伐材は、なぜ土に戻るのか
高木 間伐活動で出た木材は、どうしていますか?
菅 その場に寝かせて、土に戻しています。本当は、何かに有効利用できればいいんですが。
高木 なるほど。ところで、なぜ木は土に戻るのか、知っていますか?
菅 微生物の働き、でしょうか。
高木 そうだけど、もし倒木が分解されるなら、なぜ石炭は存在するのだろう。これはとても大事なことなので、少し地球の歴史を話そう。
ジュラ紀(恐竜時代)より古い時代に「石炭紀」と呼ばれる時代があり、地球はとても温暖で、50メートル級の巨大な木々が森を覆っていた。それはなぜか。植物が海から陸に上がった当初は、体重を支えることができなくて大きく育つことができなかった。そこで植物は体を支えるために、非常に丈夫なリグニンというものを作り出した。
菅 リグニンという名前は聞いたことがあります。
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