RescueFoundationからのニュース
インドの現地NGO・Rescue Foundation より
今、どこかで少女が売春をさせられています。
そして、そのお金は反社会的分子のポケットに入っていくのです。
この少女はネパールから誘拐されて、ムンバイの売春宿で強制売春をさせられているのかもしれません。
売春は儲かるビジネスとして、インドで成長を遂げています。
売買人、売春斡旋人は、即金で少女を買ったり、”Debt bond(債務債権)”と呼ばれる貸し付けを行い、少女が売春の売上金から借金を返済したりします。
通常、借金の返済が終了し、少女が自由の身になれるには何年もかかり、自由になれた頃には、エイズやHIV、その他の病気に感染していることも多くあります。
売買人が、「外国でいい仕事があるよ。」と、話を持ちかけ、少女が外国に到着するやいなやパスポートを取り上げられ、強制的に売春をしなければならなくなったというケースもあります。
誘拐された少女が外国に連れていかれ、売春宿に売られるという場合や、豊かな生活を約束して売買人が少女と村で結婚式をあげ、その後売春宿に売りとばされたというケースもあります。
インドに到着すると 売春宿の監視人の元、非人間的な生活環境に置かれ、売春婦として働く事を強要されます。
多くは監禁されます。少女たちのパスポートや身元を証明するものは取り上げられ、もし、少女が売春を拒否すると故郷の家族は脅迫や恐喝をされるのです。
また、少女たちは、売春宿以上に安全な場所はない、と信じるように洗脳され、警察や政府といった売春宿以外の世界を信頼しないようになります。
そして、外の社会の人たちは、彼女たちを陥れようとしている、彼女たちを受け入れてくれない、村八分にするという考えを持つようになるのです。
そして、現在置かれている哀れな境遇に甘んじるしかないとあきらめてしまうのです。
言葉も文化も異なる外国で奴隷売春をさせられている少女たちが、 自力で売春宿から逃げ出すことは大変困難なことです。
万一、逃げられたとしても、少女たちを汚れた存在として卑下する社会の目、そして国籍を証明するものが何もないということが、自国に戻るための障害になっています。
残念ながらエイズの蔓延もセックス業界の成長を鈍化する要因にはなりませんでした。
むしろ状況はさらに悪くなり、売買人は病気を持っていない可能性の高いもっと年令の低い少女を集めるようになりました。
少女の多くは彼女たちの置かれた悲惨な状態から逃れることなく、エイズや他の性病で死んだり、自殺したりするのです。
こういった人身売買、強制売春を経験した少女や女性たちは、身体的、精神的に完全に打ち砕かれてしまっています。
少女や女性たちは無実なのです。
ここに述べた人身売買の現実は被害者の少女たちにとって搾取的であると同時に、私たちの社会にとっても有害で暴力的な破壊行為です。
この悲惨な状況を阻止するためには、あらゆる手段、最大の努力を注ぐ事が必要なのです。
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